2021年に健康への投資として実施した各種ベスト検査を紹介します。
「健康」とは「病気ではないこと」ではなく、「元気溌剌と活動ができること」という定義で、ここ数年ちょっとずつ取り組んできました。
その手がかりとして大きく役に立ったものたちです。自分の検査結果を載せまくってしまいました。
長くなったのでオーソドックスな検査と、マニアックな検査の2回に分けました。今回はマニアックな方になります。
ついに行ってきたバイオロジカル検査…!
病気ではないことと、健康的であることはちがいます。そして健康的であることと、ベストなパフォーマンスが出来る心身であることも、必ずしもちがいます。
自分で気づいていない自分の心身の「悲鳴のヒント」を探しにいくのが、バイオロジカル検査と言えるでしょう。
栄養解析検査
まずは栄養解析検査がオススメです。現代人はカロリー過多のくせに「栄養失調」に陥っている人が、かなり多いからです。
「なんとなくいつも体調が悪い」のヒントはここになります。
通常の健康診断で実施する血液検査では見ない観点で、栄養状態を確認していきます。あくまで抜いた時点の断面なので、食生活やサプリメントを変えれば、数値は改善(悪化)します。
いっかい受ければ良いわけではなく、定点観測をしていく必要があります。(自分は半年〜1年に一度は実施しようと考えています)
たんぱく質、ビタミンB群、マグネシウムの不足が指摘されています。これらは「多くの日本人が足りていない」と指摘される項目で、自分も例外でなく不足していたことが明らかになりました。
とくにたんぱく質は肉をそれなりに食べていて、プロテインを1日あたり計40g摂取していてこれだったので、びっくりしました。
その後、プロテインを増量、ビタミンB群とマグネシウムをサプリメントで摂取するようになってから、活力が底上げされたような不思議な体感を得ています。
また、アレルギー起因の炎症も見られます。
通常の血液検査でも見れる項目ですが、γGTPが酒の飲み過ぎではなく、たんぱく質の摂取状況を見ることが出来るとは面白いですね。またAST,ALTでビタミンBの状態がわかるなんて、一般人には思いもよらないですよね。
有機酸検査
次に有機酸検査です。聞き慣れないネーミングですが、「腸内環境」「神経伝達物質やエネルギーの代謝」が分かる検査です。
腸内環境が健康には重要だ、ということを知っている人は多いでしょうが、実際に自分の腸内細菌を調べたことがある人は少ないのではないでしょうか? 腸内フローラ自体の検査もありますが、こちらはどちらかというと悪玉菌を調べたりできます。
悪い食べ物を食べ過ぎていたり、酒を飲みすぎていたり、環境毒によって悪化してしまうようですね。
そして面白いのが神経伝達物質のチェックで、ドーパミンやセロトニンの代謝具合がわかります。あいまいな「気分」と呼ばれるものが、この検査を受けることで紐解けるし、これを改善していくことでハッピー感を改善していける可能性があるわけです。

こちらの検査もいっかい受ければ良いわけではなく、定点観測をしていく必要があります。(自分は半年〜1年に一度は実施しようと考えています)
遺伝子検査
最後に遺伝子(SNPs)検査です。「生まれつきの体質だから仕方がない」「親からの遺伝だからあきらめている」というフレーズがありますが、その実態は、これまでブラックボックスになっていました。
そこを解明することができるのです。栄養解析や有機酸検査でなんらかの問題が発生していた場合、それが生まれつきの特性(遺伝子の変異)によってもたらされている場合、特に念入りにケアをしていく可能性があります。
遺伝子の変異は変えることが出来ませんが、ケアをしていくことは出来ます。たとえば自分はビタミンDの血中濃度が低くなりがちだったり、葉酸が枯渇してしまう体質です。そして、それは栄養解析の結果にも、見事に反映されていました。
また、解毒が下手な体質であることや、神経伝達物質の様子を見ることでADHD傾向を持っているか、等を診断したりも出来ます。
これは良くも悪くも一生変わらないものなので、一生に一度受ければいい検査。よって、少々お金がかかりますが、上記と一緒に検査をするのがオススメです。
実はバイオロジカル検査は相当、奥が深く、検査結果をいかに読み込むかが大事です。素人ではまったくわからないんですよね。
よって、この結果を分析して適切なアドバイスをくれるお医者さんを見つけるのが同じくらい大事になります。俺もまだまだ探求を始めたタイミングなので、もっと詳しくなっていきたいと思っております。