My Favorite, Addict and Rhetoric Lovers Only

ヨウ/ファーレンハイトさんのブログ。

ベストブック2020

こんばんは。あっというまに2021年も2月ですが、

ベストブック2020です。

人生を変えるかもしれないキョーヘイとの再会

2020年は坂口恭平さんとの再会の年になりました。

彼のことはもちろん"新政府総理大臣"を宣言した頃(東日本大震災が起きた年)から知っていて、「すげー面白い人だ!」と思ってたんだけど、いつのまにか追いかけなくなっていたんですね。

で、2020年の10月だったかな。たまたま彼がnoteを毎日更新しているのを見つけて、どハマりしちゃって。

夢中で彼が残しているテキストを読み込み、音声を聴き込んでいきました。喋るように書かれたテキストのグルーヴ感。そいつにヤラれちまいました。

家で「坂口恭平が〜」ばっかり言ってたら、うちのカミさんは「キョーヘイのこと好きだねー」と流してくれていました。いつもすまねぇ。


で、そのときにリアルタイムで連載していたのは『お金の学校』というテキストで、そこに書かれた"流れ"を彼が巻き起こしているムーブメントもカッコ良かったんですよね。

そうだよ、課金形式のテキストなんてダセぇ。評価経済もダセぇ。俺も態度経済に生きていきたい、共感してくれる人に対して流れをつくっていきたい。そんな風に思わされたのでした。


そして、その半年ほど前に書かれてた『躁鬱大学』というテキストが残されておりまして。

「俺、躁鬱病じゃないのだが……」と思いながら読んでみると、これが滅法おもしろい!

神田橋條治さんというカリスマ精神科医の語録テキストをもとに、キョーヘイが実体験と自分の思いをからめて書いている文章なんですね。

「躁鬱とは病気ではなく、体質である」

という根本思想から書かれているんだけど、読んでいると「あれ、俺みたいにADHD傾向がある人はみんな当てはまるんじゃね?」と気づきまして、「窮屈はいけません」みたいなカンダバシの語録にヤラれていくわけです。(実際にADHDは社会に適応できなくて躁鬱病につながることもあるらしい)

躁鬱病でたびたび死にかけるキョーヘイは、克服のきっかけを「日課をつくる」ことだと語る。その思想がまとめられているのがこの本である。

自分の薬をつくる

自分の薬をつくる

自分の薬をつくる

キョーヘイは『いのっちの電話』という死にたくなった人のためのホットラインをずっと続けている。本家のいのちの電話がつながらないことに郷を煮やして、無報酬で彼がやっているライフワークである。

で、それよりももっとライトなお悩み相談ワークショップが書籍化されたのがこちら。人からどう見られるか気になる、とかやりたいことが見つからない、とか。


キョーヘイ本人の「日課」は、夜二十一時に寝て、朝は四時半に起きる。朝から原稿を10枚書く。作家である彼は仕事を午前中で終わらせる。一日の仕事を終わらせた無敵の昼休憩をはさむ。猛烈な鬱を抜けるきっかけになった自炊でご飯をつくる。昼はアトリエでパステル画を描く。焦燥感に駆られる日没を避けるためである。そして、一日の最後には畑に出かける。土とふれあう。この日課をとにかく繰り返しているらしい。

自分が興味を持ったタイミングとちょうど重なったので、早寝早起きと自炊を日課に取り入れたんだけど、本っ当にこれが良いんだ。原稿はまだまだ毎日書けてないけど、そうしていきたい。

彼は「アウトプットの便秘が、鬱である」と語る。コロナ禍で多くの人が抱える正体不明のモヤモヤはアウトプットの便秘という側面もあるんだと思う。

書籍におけるワークショップは後半になるにつれ、参加者が悩みを霧散させていく。「自分だけの悩みと思っていたら、そんなこともなかったんだ」と自認して、勝手に解消していってしまうのである。このライブ感が面白い。

キョーヘイはこうも語っている。「悩んでいる人の声はみーんな一緒。5パターンくらいしかない。そんなのマトモに聞いても仕方がない。でも、その人の良いところはみんなちがう。それを見つける」

ぜひ読んでみてほしい。

www.youtube.com

スープ作家の有賀さんとの対談動画。すごく心に響くことを語っているし、ところどころ涙が出そうになってしまう。

cook

cook

cook

先の文章でかるくふれたように、キョーヘイは猛烈な鬱の時期、自炊をはじめたらしい。ノートに書き留めていた内容が、そのまま本になったのがこちら(巻末に特別収録エッセイもあります)。

レシピ本でも、エッセイ本でもなく、やっぱりこれはダイアリーなんだろう。

最初は手順がしっかり載っているんだけど、三日目くらいには「自分の感覚でつくる!」「いままでめっちゃ食べてきてるからデータベースは自分のなかにある」みたいなことを言い出して、フリースタイルでつくるようになっていくところも自由なキョーヘイっぽい料理本です。


というわけで、実用的な本にはなっていないんだけど、俺にとっては「俺も料理をやってみよう」と思わせてくれた素晴らしい本なんです。35年間生きてきて味噌汁すらつくれなかった男がですよ?

掲載されている写真をみると、「キョーヘイって感覚が乙女。。」と思ったり、「盛り付けがやっぱセンスある。。」と思ったり。

ちなみに読む前は自分と同様にまったく料理をできないところから、作れるようになっていく本だと思っていたんだけど、麻婆豆腐のくだりで「もともと料理ができる男じゃねーか!」と気付かされ、ちょっと残念に思ったのはご愛嬌であります。笑

いまさら読む外資系コンサルの本がささった

10年前の山口周さんに学ぶ

近年の山口周さんはリベラルアーツを語っていて、論理よりも感性を説いています。だけど、それは彼が飽きても飽きてもロジカル・シンキングやフレームワークをコンサルワークで使い倒してきたことが下地にあるのはまちがいありません。

これまでそういったアプローチで結果を出してきた。だけど、それにはもう限界が来ている。そのうえでのあの言説のはずで。

自分はそのレベルにいっていないので、少なくとも会社員としてはまだまだそこを研鑽しなくてはという思いで、あえて当時の本を読みました。

最近ではツイッターで「パワーポイントはブルシットジョブ(クソ仕事)をつくる元凶」みたいなことを書いてた気がしますが(笑)、この本は素晴らしいです。


ちょうど社会人になりたての頃が外資系コンサル系の書籍がブームになっていた時期なんですが、山口周さんは読んでなかったんですよね。「いま読んだらどうなんだろ?」と思って読んでみると、めっちゃ良かった。笑

他の書籍とのちがいは実際に使用されたスライドが加工されて掲載されている点と、NG例とGood例が対比で載っている点です。同じ情報量のはずなのに、メッセージの伝わり方がぜんぜんちがう。

もっと早く読んで、自覚的に身につけられたら良かったのに……と思わされました。(作例集もぜったいに読んでほしい)

最近の就活生には定番になりつつあるようですが、、

Amazonで働きたい人が読む本

Amazonで働きたい人が読む本

転職活動のときに読んだ元Amazon面接官が書いた本です。STARというフレームワークが出てきます。

これが使えるんですよ。どんな状況だったかを説明して(Situation)、そこでどんな課題や役割(Task)があり、どんなアプローチを取り(Action)、どんな結果が出た(Result)か。

面接という場だけではなく、あらゆるコミュニケーションにおいて使えるなーというのが俺の実感です。

要は、ストーリーテリングですよね。目の前の相手に同じイメージを共有するために、共通の舞台設定を準備して、そこで仮想的におたがいの考え方をぶつけ合う。

転職活動で役に立ったのはもちろん、プロモーション(昇格)面談の際にも重宝しました。いまは営業をやっていませんが、またやることになったらこのフレームワークを流用するでしょうね。対人面において、汎用性がめちゃめちゃあります。

ライフスタイル改善をしていった年ということで

俺にとって在宅勤務になったのは良いことしかなくて、朝は余裕があるし、アウトプットが出ていれば何をやってもゆるされる。今後もずっと継続していきたいところです。

で、自宅で過ごす時間が長いことによって「働いてたらムリだよー」という言い訳ができなくなり(笑)

まぁとにかく健康ですよね。食事とか生活習慣を改善していった年でした。

高城式健康術55

この5年くらい先端医療を追求している高城アニキの集大成的な本です。

これを読んでおけば、とりあえず現時点での高城さんが持っている情報はキャッチアップできます。実践するにあたっては『333ウルトラデトックス』がオススメかな。

最近では糖中毒を脱して、ケトン体質になる&脳のオイル交換を薦めていて、それはまだ本にはなっていないですね。

自分もグルテン・カゼイン・卵はなるべくフリーになってきたので、いまはカーボ&シュガーなるべくフリーをこころざしているところ。これかなり難易度たけーっす。

圧倒的に自由で快適な未来が手に入る! 勝間式ネオ・ライフハック100

10年前から勝間和代さんとちきりんさんはゆるーく読み続けています。

特に勝間さんはYouTubeも毎日みてる(笑)

その内容が集大成的にまとめられている書籍で、最近語っている料理・家事・片付けとかのライフスタイル関連が一気に読めるので、興味あるけど読めていない人にはオススメの一冊です。

親指シフト入力を覚えるきっかけになった人の一人が勝間さんなんだけど、彼女はもう音声入力を数年前からやってるもんなぁ(メルマガまで読んでます)。

あたらしい漫画はないけれど…

第一部、完結や──

この3年間、何度も何度も読み返して、そのたびにハマっているファブル。

山岡との同門対決に決着がついて、面白さのピークで一部が完結しました。スッゲーわ。

この最高の設定をぜんぶ手放して、二部にいくんだから南勝久さんに本当に脱帽で、ヤラれまくってます。連載再開が遅れてるけど、担当編集さんのツイッターによると、どうやら一冊分のネームは完了しているみたいですね。

この漫画はガチでレビューを書く。もうね、登場人物・ストーリー・リアリティのあるディティール、すべてが一級品だよ。あー、はやく続きが読みたい。グビ・コン・チュッ!

浦沢直樹『漫勉』でちばてつやさんの回を見て…

実はちばてつやはけっこう読んでます。てつや、あきお、どっちも大好き。

キャラクターがとにかく魅力的で、ジョーはもちろん大好きだし、国松も大好き。ちばさんの漫画は根本の人間感があったかいですよね。

これは最新作であり、おそらく最後の作品になるであろう自伝漫画。悲惨なはずの満州の話も、どこかあったかい。なんなんだろうな、これは。

ちなみにファブルの南勝久さんを見出したのも、ちばてつやさん。さすがです!


あとは、、最新刊が出たら継続して買って読んでるのは『ブルージャイアント』『波よ聞いてくれ』『凪のお暇』です。今年は新しくハマる漫画を見つけられなかったかなー。


また思い出したら追記するかも。ベストブック2020、とりあえず以上です!