親指シフトを快適に実施するためには、ホームポジションの人差し指の直下に「左右の親指シフトキー」が存在することが理想です。
この配列は専用キーボード以外では存在していないので、どこかで妥協点を探るしかないのが現状です。
また、同時打鍵を多用するのでキータッチが軽いことが好まれます。
まずはこれから親指シフトを覚えたい人へ。
最近、発売されてFacebookの親指シフトグループにてその心意気を絶賛されているのが「親指シフト表記付きライトタッチキーボード」です。
親指シフト表記付きUSBライトタッチキーボード
キータッチの質ではなく、初心者に対して、安価に行き渡ることを目的に作られたようです。実際に値段が3,000円ほどです。
富士通の専用キーボードはいちばん安くて1.5万円するので、表記付きでこの価格は画期的だと思います。(現在は初期ロットの不良により販売中止していますが、もう少しで復活するかと思われます。 復活したようです。)
次に高級キーボードの西の横綱、ハッピーハッキングキーボード(HHKB)。
親指シフトユーザーでは勝間和代さんや、shiologyさん、ものくろぼっくすの大東さんが愛用されています。
ハッピーハッキングキーボード(HHKB)
スコスコと気持ち良く打てる打鍵感はファンが多くて、ヤミツキになるみたいです。
俺自身は深いストローク感が苦手なので合わないのですが、日野瑛太郎さん・サイボウズ式の藤村編集長は完全にHHKBに殺られているみたいです。
今ならば、最近出たBluetooth版を購入するのが、スマホやタブレットにも使えて良いんじゃないでしょうか。
また、さすがに上位機種ほどのキータッチではないようですが、こちらの廉価版(6,000円くらい)の方が親指シフトに向いている配列になっています。
そして高級キーボードの東の横綱、Realforceです。
リアルフォース(Realforce)
種類がいくつかあるのですが、俺が打たせてもらったキータッチがオール30gのモデルは触れるだけでスルスルと打鍵できます。(とはいえ、ストロークが深いのでやはり僕は使いこなせませんでした)
ハッピーハッキングが「極上の手応え」を感じる方向性なら、リアルフォースは「打ち応えを感じさせない」というアプローチだと個人的には感じます。
はてなのコンビニ店長はこれを愛用していたようで、最近ではズイショさんも変荷重モデルを購入されたようで絶賛していました。
Apple Magic Keyboard
なお、「ストローク感が浅い」という意味でAppleのキーボードは親指シフトに案外、向いています。
欲を言うと、もう少しもうちょっとだけ「変換」キーがスペースキーに食い込んでくれてたら、「よ」を打つときに楽なんだけど。
俺はストローク感が浅い方が好みなので、新しいMacBookの極薄キーボードがベストっぽいです。
文字入力方式もキーボードも、文房具のようなものなので「書ければいい」ではなく、快適なものを追求していきたいなーと思う。