My Favorite, Addict and Rhetoric Lovers Only

ヨウ/ファーレンハイトさんのブログ。

自分なりに「このワインのココが好きかも」を見つけてほしい。

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「ワイン、好き?」

と聞かれたときに、「好き!」と答える人はけっこう多い気がする(目につく範囲では、やっぱ男性よりも女性の方が優勢かなぁ)。

「ワインに詳しい?」ってニュアンスが即答しにくい雰囲気をつくってる気がする。

で、まぁなんかワインって興味を持っても踏み込みにくい存在じゃない?


俺自身、興味を持ったのは10年近く前なのに、実際にワイン沼にダイブしたのは去年だったりするし。その間、ワインセミナーに行こうと何度も思ったけど、色んな逡巡があって踏み込めなかった

「ワインセミナー、10数万するのか」
「本当に美味しいワインをテイスティングさせてくれるから安いのでは」
「味わい方までちゃんと指導して体系的に教えてくれる機会なんて他にないぞ」
「いや、でもそもそも酒好きじゃないのに行く必要あるか」
「まずは新世界の単一品種で基礎を押さえてからで良いのでは」

みたいなゆるやかな脳内会議が行われ、なしくずしになっておりました。


さてさて、これらに関する結論としては

「ワインのテイスティング・イベントへ行こう」
「ワイン会に行こう(自分より詳しい人がセレクトしてくれる場へ)」

となります。

本当に美味しいワインを少量ずつ、資金は参加者のワリカンで楽しむことが可能となります。筋金入りのワイン・ラヴァーも結局はワイン会で美味しいワインを飲んでたりするみたい。


で、「どのテイスティング・イベントに行けばいいの?」とか「ワイン会をしている人なんてまわりにいないんだけど」って話じゃないですか。

それについても書いてみようと思ってるんだけど、その前に俺が思ってるのは

「まずは自分のワインの好みを、言えるようになってほしい」

ってことです。


ワイン・ラヴァーはやさしくて、新参者に手を貸してくれます。だけど、誰かに導いてもらうにしても、その誰かが導きようがなくなってしまうからです。

「なんか美味しいワイン教えて」と聞かれることは、めちゃくちゃハードルが高くて、「誰でもいいから、良い感じの人を紹介して!」と言われてることに等しい。

よって「年収はそんな気にしないから、性格が穏やかな人がいい」とか「仕事はそこそこ頑張っていて、多趣味な人がいい」とか、そういう"目の付け所"が必要なわけなんですね。


むずかしいっすよね。酒なんて美味しいと思ったから、美味しかった、くらいしか感想が残んねーし。

おまけにワインって厄介なんですよ。値段と味が比例しなかったりするし、美味しくないと思ったら生産年が悪いだけだったり、自分の経験値が不足している可能性だってあるからです。

『ワイン1年生』を読んで膝を打ったのは、「ワインを飲み慣れていない人は、ぶどうジュースを比較対象として、美味しいかを判断している子供舌みたいな感じ」みたいな記載でした(だいぶ曖昧)。


そう、美味しい美味しくないで言うとぶどうジュースってめっちゃ美味いじゃないですか(笑)。でも、ワインとして考えたときに、あれは味が単調すぎるし、奥行きもない。でもワインの基準を持っていないから、飲んだときにワインを判断する"測り"がなかったりする。

もちろん俺もまだワインの基準は未成熟です。ワインの要素を分解して、どれがこのニュアンスに寄与しているとかわからない。解説してもらうと「なるほど」となる程度。

そのレベルじゃなくても、

「濃厚な香りがガツンとくる」「香りがふわっと立ち上がる」「香りは気にしない」
「ほんのり甘い」「キュッと酸っぱい」「ドシっと渋い」
「さっぱりしている」「コクがある」
「飲んだ後、味が長く残ってほしい」「後味がさっぱりしていてほしい」

このあたりのキーワードを拾って、自分が「好きだな」と思ったワインを振り返ってほしいのです。これから飲むワインについては、ちょっとめんどくさいけど、ボトルに書いてある品種をチェックしてメモってみてください。

そしたら自分が「好きな感じ」というのが捉えられるようになってきます。

その大部分は品種から来ているでしょうし、特定の産地だけが生み出しているかもしれないし、生産者がイケてるのかもしれないけど。いずれにせよ「こういうのが好き」とワインのパイセンに伝える手がかりが出来ます。

これを見つけられるようになると、飛躍的にワインが楽しくなります。ワインと付き合っていく、とっかかりが生まれるからです。

たとえば俺とカミさんの最初のとっかかりは

「ヘーゼルナッツ(樽)感があって、シャルドネくさくないシャルドネ」だったり、
「複雑な味と緻密な泡を持つスパークリング 」

あたりでした。


漠然と知りたいではなく、「この感じ好きだからもっと飲みたい。ここを起点にワインの世界を広げてみたい!」と思うこと。

それが俺のオススメするワインとのファーストコンタクトです。あっ、もちろん無視してくれていいですからね!