二日目の午前は観光タクシーを借りて、世界遺産の今帰仁(なきじん)城跡まで。有名な首里城は復元されているもので実は歴史的な価値はそれほど高くない。今帰仁城は14世紀の琉球王国の城跡がそのまま残っている場所。どことなく異国情緒を感じさせる。
世界ふしぎ発見な気分。
上手く写真を撮れなかったのだけど(画角と腕が全然足りない)、周囲を一望できるあたりが「城」だったんだなぁというのを感じさせる。海側は水平線まで一望できて、絶景です。侵略にも対応できたんだろうな、と。
建築物の土台すら残っていない場所があって、ただの原っぱのようになっているのだけど、それにも風情を感じてしまうほど。なんとなく「国破れて山河あり〜」を連想させるものがあった。
これはさすがに吹いたw
今帰仁城をひと回りしたあとは目に止まったものを…。
沖縄はさとうきび畑がめちゃくちゃ多い。背の高いざわわがぎっしりと道路脇に実っているのをバスからよく見かけた。搾りたてのさとうきびジュースは少し生っぽくて、濃厚だった。小さい頃にかじったさとうきびのような甘さがあるわけではなかった。
そして古宇利(こうり)大橋へ。古宇利大橋は2km近い規模の直線道橋。両サイドは美しいマリンブルーが包み込んでくれる。少し起伏がある大橋(おそらく船を通すため)はドライブコースに最高。
観光タクシーのおっちゃんがナイスガイで、話もめちゃくちゃ面白かったんだけど、ここでも気を利かせてくれて「少し手前でおろすから写真撮ってくださいね」と。ここを訪れる観光客も多いから慣れてるんだろうな。
大橋を歩いていると、古宇利島に入る直前には美しいビーチが。楽しそう。
が、古宇利島に来た目的はビーチではない。ウニである。古宇利島はパーラーがたくさんあって、新鮮で濃厚なウニ丼が食べられる。このために来たといっても過言ではない。
どうやら東京で食べるウニとは違い、シラヒゲウニというウニらしい。新鮮で濃厚でめちゃくちゃ美味かった。
なお、タクシーのおっちゃんは海ぶどうがオススメだったらしく、食事処に入る前の進言を無視して「ウニ丼を食べちゃいました」と言うと、少しさびしそうだった。すいませんでした。
観光地化が進んでいるものの、古宇利島は自然が美しい島だった。道路が狭くて、一台しか通るスペースがないような場所もあって、俺の地元のようなローカル感を感じた。
念願だったウニ丼でお腹を満たしたあとは中部エリアに向かうためにバスにて移動。
旅行はスニーカーにかぎります。