My Favorite, Addict and Rhetoric Lovers Only

fahrenheitizeのブログ。

2017年に書いた文章7つを、思い入れと一緒に語る。

今年書かせていただいた記事のなかで、思い入れのある文章を7つ挙げようかなって思う。

恋人を実家に連れて帰るのって、気が重い…… | DRESS [ドレス]

p-dress.jp


パーソナルな文章を切り売りして書くことを避け続けてきた自分が、初めて自分の裸の気持ちを飾らずに書いてみたいと思えたのが、彼女を実家に連れて帰ったときの複雑な気持ちでした。

この気持ちは、このタイミングを逃してしまうと風化してしまう。この気持ちを文章として残しておきたい。そう強く思ったのでした。実際に今となっては忘れてしまっています。

書かせてくださったP-DRESSに感謝します。


こういう他人から見てどうでもいいくだらないことで悶々としてしまうこと。それは生きていく上で、とても大事な蜜であり、同時に捉われすぎてはならない毒だと強く感じます。

ちなみに続報は、年明けくらいに。

モテる人はこんなに考えています! 恋愛コラムニストに聞く、実践的デート会話術 - それどこ

srdk.rakuten.jp

これは今年いちばん人目にふれた記事でしょうか。(PVは知らないっす)

書くまでのマインドセットは「往年の持ちネタで派手にバズらせたる」「会話形式にチャレンジする」という二点だけでしたが、純粋に楽しみながらニヤニヤ書いた記事でした。

いま読み直しても、お役立ち度と読み口の面白さは上手くできたなぁ、と感じています。

なお、いまだから明かしますが、モデルをやってくれた娘とは原稿に出てきた会話しかしてなくて、15分くらいしか話してないっす(笑)

「言いたいことを我慢する」のはコミュニケーションが上手いのではなく、良い仕事をするつもりがないだけ | サイボウズ式

cybozushiki.cybozu.co.jp

「書きたい媒体」「ギャラ」「一緒にやっている人が好き」の三拍子が揃っているのが、サイボウズ式のブロガーズ・コラム。長いお付き合いになってきました。

今年、公開した記事のなかで最もアナロジーが上手く表現できたのがこの記事だと思います。

コミュニケーション=摩擦、そしてそこには心地よい刺激と不快な刺激がある。このことへの気づきがうまく文章に落とし込めたと感じます。

ここ最近、あらためて自分はコミュニケーションのルールとメカニズムに着目して考えを深め、それを強みにしていく人間なんだということを痛感しています。

スノボーに行ってパートナーとの距離感について、思いを馳せたことがあった。

www.fahrenheitize.com

ブログから何かを選ぼうと思ったんだけど、マトモに書いたのが数本しかなくてマジヤバ。笑

俺は「人は絶対に変われる」と「人のオリジナリティは変わらない」と考えています。それは、素質は自分の着目と努力で磨ける。ただし、自分の根本は無理に変えなくて良い。そういう思いです。

自分はジェットコースターのように変化していく人生を楽しみたいタイプではありません。ただし、日々見える日常を自分の変化によって、変えていきたい。同じようなものを見ても、昨日とは違うことに気づけるようになりたい。そう思っています。


ちなみに、これを読んだ"森田さん"から「お前、当時あんなこと考えてなかっただろ」と言われたんだけど、その通りですね(笑)

でも、気づくことに遅いなんて、ないんです。きっと。なーんちゃって。

インドで気づいた「うま味」のすごさ。|note

https://note.mu/fahrenheitize/n/n2b08bbfc0911note.mu

詳細は省きますが、noteの月額課金マガジンは本当に楽しい場所でした。

バキッとした考察ではなく、ふわっとした思いとか記憶をたぐり寄せるように書くことは面白かったです。

そして、それは今までとはちがう文章の味わいを持つんだなぁ、と実感しました。


パーソナルなことや恥ずかしいことを書くことが多かったので、まぁなんか読み物になってるものを無料公開にしてリンクしてみました。

「なんで会社員に戻ったの?」「コスパがいいからです」──フリーランスから週4会社員×アフリカから出戻り社員、満足ではなく納得しながら働くには | サイボウズ式

cybozushiki.cybozu.co.jp

今年の大きな変化はこれですね。それどこの記事とはちがい、顔もモロに出しました。猥褻物陳列。

自由気ままな生活から、一応組織に所属するようになりました。大きな企業から、若い会社にジョインすることは正直戸惑いが多々ありました。自分自身のマインドセットを大きく変えていきながら、適応し、価値を出すということを模索した今年の後半でした。

ここでは「コスパがいい」という言葉がピックアップされていますが、正直9月から11月は腹をくくって「コスパが悪い」働き方をしたりしました。何事もキャッチアップするまでは、初動負荷でどうしたって時間がかかる。まぁその甲斐があって自分の現時点の素養でいける完成形の6合目までは来た気がします。もうひと頑張りでしょうか。

同時に、自分はコミュニティはまったく興味がなく、所属意識もないけれど、チームワークには強く興味があり、それを熟成したいということを感じる日々です。

「私だって話を聞いてほしい…」ハードワーカーな彼との付き合い、どうすればいい?|ウートピ

wotopi.jp

そして最近連載をはじめたウートピ。

この連載では、読み口は軽いけれども何かが読み手に残る。何度も読める。そういうことを意識しながら書いています。そして男から女に大仰に語るのではなく、人として話しかけるというニュアンスを大事にしています。

自分にとって新しい書き口と文体を模索していると言えるかもしれません。まぁ読む人からすると、今までと大して差は感じないかもしれないけれど(笑)


2015年頃からインターネットでの活動に一定の距離を置いて、ネット上ではマイペースな活動をするようになりました。反面、リアルの人間関係を濃厚に進めてきました。彼女との関係、限られた友人。

数年にわたるそういった個人活動の結果、また意識が徐々に「外の不特定多数」に向きつつあります。Let Yourself Go, Let Myself Go.

良いお年を。