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Domaniの別冊付録「35歳の決断」がアラサー女子にオススメ

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先日、飲みに行った時に女友達が「これ面白いよ」と渡してくれたのが、Domani 2016年1月号の別冊付録の小冊子。

以下の著名人10人が自身の35歳前後を振り返って、今のアラサー女性たちにアドバイスをしていくという企画。

瀬戸内寂聴(作家)
壇蜜(タレント)
ジェーン・スー(コラムニスト・ラジオパーソナリティ)
勝間和代(経済評論家)
蛯原友里(モデル)
阿川佐和子(作家・エッセイスト)
岡崎朋美(元スピードスケート選手)
小雪(女優)
RUMIKO(ビューティクリエイター)
ハイヒール・モモコ(漫才師)


瀬戸内寂聴さんはまだ出家前の瀬戸内晴美時代で、文壇で干されていた頃。未婚のプロ、ジェーンスーさんは結婚で一発逆転を狙っていた頃。阿川佐和子さんは意外にも仕事も結婚も中途半端でモヤモヤしていた頃で、直後に人生をリセットしに行く。小雪さんは自身がなんとなく考えていた出産をした頃。壇蜜さんはこれから過ごしていく時期。

この企画内で語り口は違えど、ほとんどの人が伝えようとしているのは「自分のための人生なんだから、世間は関係なく自分でしっかり考えて生きていって」ということ。それぞれがもがいたり、周りの目を気にした時期を通過しながら、乗り越えていったことが伝わってくる。

「どうすれば結婚できるか?」とか「どうすれば幸せになれるか?」に対するインスタントな回答は用意されていないのだけど、十人十様の生き様とその時に何を思っていたのかを語ってくれているのは読むに値する特集だと思う。人選も幅があって面白い。


俺は恋愛も人生も「正しいことなんてない」と思っている。結局、自分が納得できる(≒後悔しない)「選択」が出来たかどうかに過ぎないという意味なのだけど、自分が納得できる選択なんて他人に導き出してもらうものじゃない。それなのにみんな「正解」を欲しがる。他人に聞いたり、スマホで検索して出てくるような内容は所詮はヒントにすぎない。そのことを促していることに価値があるなぁと思った。

大人の女性になっていくこと

壇蜜さんが“「女」として許されることはどんどん減ってくる。「お嬢さん・お姉さん扱い」みたいなことは諦めるべきだと自覚してますから。”と答えていて、その後に”もうみだりにうなじは見せられない”と語っているのですが(笑)、これは男の側からは語りにくいことだけど、ムチャクチャ大事ですよね。

女性の価値は年齢ととも下がる…というのは、これを自覚していない人たちへの言葉なんでしょうね。ちゃんと年齢を積み重ねている人は男も女も魅力的ですからね。


この辺りは紫原明子さんが東京カレンダーの綾をテーマにアムで書かれていました。 

am-our.com

自分のなりたい姿をイメージして、直感を大事にする

小雪さんはあまり好きではなかったのだけど、彼女のインタビューを読んでイメージが変わった。

自分が漠然となりたいイメージを頭の中に置くようにして(曖昧でも映像化が大事と彼女は語っている)いて、自分の心の声を大事にしているということが伝わってきた。まわりのノイズに惑わされて、これが出来ていない人がどれだけ多いことだろう。

「直感」と「衝動的な感情」の違いは非常に難しいところですが、やはり直感というのはものすごく大事なものだと思う。経験上、あまり間違いが起きない。

最近の俺の考えは「”悩む”ことから”考える”ことへ。そして”直感”を研ぎすませ。」です。ウダウダと悩むのではなく、しっかり考えてシンプルにする。その後に、自分の選択を後押しするのは直感以外にない気がするんですよね。なまじ頭がいい人ほど陥ってしまう罠のように思います。


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ともあれ、考えるヒントとして、そして自分自身を振り返るきっかけとして、ぜひとも読んでみてほしいです。巻末にある読者からのQ&Aに全員で答えるコーナーも面白かったですよ。

dマガジンで確認したところコンテンツ内に収録されていなかったため、Kindle版には冊子がついていない可能性あり。紙版で購入されることをオススメします。