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桐谷ヨウ@blog

桐谷ヨウのメインブログ。恋愛・コミュニケーション・海外・文章を書くことについて。


観察力と洞察力についての考察 −空気を読める人、人の心が読める人について−

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最近、色んな人と会うなかで観察力と洞察力について考え直していた。

不特定多数の人に会い、ときには複数の人数で、ときにはサシの状況で誰かと話をしていたからだ。その場を「より有意義なもの」にするために、その人の「むき出しの言葉」を吐いてもらうための工夫には、これらを考えることが不可欠だった。

辞書的な定義はともかく、俺なりの考えを書いてみようと思う。


まず観察力について。これはその場をあるがままに受け取る力と言って良い。

分かりやすいところで言えば、他人の見た目の変化だ。前髪が眉毛の上まで切り揃えられているとか、今日はおおぶりのピアスをしているとか。前回との見た目の差分に気づかなければ、これらのメッセージに気づくことは出来ない。つまり、"見たものを見過ごさない能力"と言える。

もう少し高度になると、力学の観察力になる。"ある言葉や行動が、その場・その相手にどのように作用・反作用したか"ということだ。誰かが不用意な発言をしたとする。「あ、こいつヤバイこと言ったことに気づいてない」とか、「この人、イラッとした」とか「この人、聞き流していたな」「うわ、場のテンションが下がった」あたりだ。いずれにせよ、言動が起きた後の状況の把握についてになる。

いわゆる『空気を読める』かどうかは、この観察力の解像度に依るところが大きい。


それでは洞察力とは。これは他人の言動の動機を探り当てる力と言って良いと思う。

同じ行動、言葉であっても「本意」は同じではない。たとえば君が「可愛いね」と誰かに言うとしよう。同年代の相手ならば文字通りの意味で見た目が魅力的だと言っている。お目当ての相手だったら「やらせて」と翻訳して良いだろう。幼女相手であれば、性的な目線は抜きに「小さい子は良いね」であろう(そうであってくれ)。

状況により言動は意味合いが変わる。言動の発動前にある、その人の思い。そこを把握する力ということだ。

たとえば女の子に肉体的なアプローチをかけたときに「やめて」と言われたとする。マジでキモいから止めて!という場合と、全然OKだけど表面的な自己防衛という場合がある。そこを正確に見きわめられるか、人の心が分かるかが洞察力だ。

洞察力の高さはあらゆる人のあらゆる行動パターンに出会ってきたか?に依るところが大きい。洞察力がある人の多くは、パターン認識により切り分け、その偏見でもって正解をたぐり寄せていることが多いように見える。(本当の意味で人の心が分かる人なんていないのだから)


さて、観察力と洞察力は優劣ではなく、意識がフォーカスする部分のちがいだと思う。言動が発動する手前が洞察力、言動が発動したあとが観察力。さらに言えば、先の先を取るための技術が洞察力であり、後の先を取るための技術が観察力と言えるだろう。

同時に両者は深く絡み合っていて、誰かの言動の動機を見ぬくことがその場の状況を観察する補助線になる。その場をあるがままに見つめることが出来るがゆえに、その人の動機を見抜く材料があるとも言える。

そして、「時差」も大事だ。その場を解散して帰り道に、あるいは家に着いてから観察と洞察の結果に気づくようでは遅い。その場で主役になれるような人は、瞬時に的確な観察と洞察を繰り出し、最適の応手をしている。これは反射神経のような部分もあるのだけれど。


最後に、他人と接するときのガイドラインについて。基本的にはこのマトリクスで考えれば良い。

①言動をストレートに受け取り、言動をストレートに発する人。
②言動をストレートに受け取り、言動をストレートに発しない人。
③言動をストレートに受け取らず、言動をストレートに発する人。
④言動をストレートに受け取らず、言動をストレートに発しない人。

早い段階でその人のクセがわかれば、対応の仕方を決めやすい。ストレートに受け取らない人に「好意的な発言」をしても、裏を読んで信用してもらいづらいだろう。ストレートに言動を発する人には裏がないので、疑わずにあるがままに対処すれば良い。

気をつけるべきは「威勢の良さ」や「テキパキしていること」がストレートと同義ではないということだろうか。ズバズバした物言いや、迷いのない行動がそのままその人の本音とは限らないということだ。

マトリクスに当てはめるには、一定の観察力と洞察力が必要という部分があるのだけど、観察と洞察をするためのガイドラインには成りうると思う。


ちなみに考察的な文章を書く際には観察力に主眼を置くのが良いと思う。俺自身も観察力はそれなりにある方だと思うが、洞察力は決して高くないと自己評価している。が、そこは考察を書く際にはビハインドになっていない。そしてエッセイ的な文章には他人だけでなく、自分も含めた、洞察の筋肉が使われているように思えるのだ。

文章を書く際のネタ探しの意味でも「観察」と「洞察」について、深く考えてみるのは悪くない気がする。人それぞれの観察力と洞察力の定義も今後、聞いていってみたい。

参考書籍

直接、観察力と洞察力について書いている書籍ではないが、NLPにおける「視覚優位・聴覚優位」や、視線の位置で「本当か?嘘か?」と見分ける技術、何よりも、フレームという概念は、観察力や洞察力を磨くうえで非常に参考になる。

また、NLPは自己啓発本に欠かせないエッセンスでもあるので、「自分を高める」という目線でもオススメの書籍。


本来は自分の5つの「強み」を知るための書籍。が、ここで用意されている「34種類の強み」は他者を見る際のパラメーターとしても機能する。なかなか上手くできているので、自分の先天的な強み(この本の定義では13歳ごろで固まる)を知ること。そして、他者を見る際の34の目安を身につけるという意味でもオススメ。

書籍にはWeb上で実施するストレングスファインダー用のコードが付いてきて、一度しか実施できない。よって、中古で買っても意味をなさないことに注意。あと、テスト実施時には通信環境に気をつけてくださいね。。