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桐谷ヨウ@blog

桐谷ヨウのメインブログ。恋愛・コミュニケーション・海外・文章を書くことについて。


イベント「退屈と消費と、恋愛と。」を終えて

告知 告知-イベント後記

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先週土曜、イベント「退屈と消費と、恋愛と。」が終わりました。こまかい反省点は色々ありますが、客観的に見て大成功といって差し支えない熱気のまま解散できた気がします。(スタッフ陣も含めてオール組が19名!)

冒頭の挨拶でお話した「視点と思考プロセスの差異」「出会いと共通体験」を楽しんでもらえる場になったのかな、と思います。そして普段、読者の方々の顔を見ることができない俺たちにとってもたまらなく素敵な時間になりました。特にSNSで見かけないような人たちに会えるのは本当に嬉しかった。何よりも誰きっかけで来たとかを関係なく、それぞれを好きになってくれているのが本当に嬉しかった。


イベントを開催しようと思ったきっかけ。自分はここしばらくインターネットに「退屈」していました。バズっている記事をほとんど読まなくなり、Twitterを眺める時間も激減しました。言葉にできない"生理的なウンザリ"がディスプレイの向こう側には広がっていて、自分の活動のメインになっていること自体にも嫌気がさしていました。*1

そんなときに文章の講座を始め、目の前で真剣にもがいている人たちの姿を見て心を揺さぶられたのです。自分の初期衝動を彼(彼女)らに投影しました。時を同じくして、何気なく鳥井さんの株式会社Waseiが主催する「紙コンテンツ」のイベントに遊びに行きました。


これまで口約束で「何か一緒にやりましょう」と言っていた鳥井さんに、あらためて本気で声掛けをしてみました。僕の決意をよそに彼は口約束の頃と変わらないテンションで軽やかに快諾してくれました。チェコ好きさんもでした。リアルで何が出来るかを自分トリガーでとにかく試したい、鳥井さんとチェコ好きさんという自分のコネクションのキラーカードを切ってみたい、という衝動だったのです。

そして、そのイベントでUchilaさんに出会い「二子玉川の土手で無料でチャイを配っていた」というエピソードで一気に彼女らを好きになり、その場で協力を仰ぎました。彼女らも「何か小さなことを手がかりに、面白いことをやっていきたい」と思っている同志だと思いました。そして自分たちのイベントをカラフルにしてくれる確信がありました。



さて、俺は「リアルの場」だけが素晴らしいとは思いません。それでも、ひとつの真実として「個人にとって"面白い人に会える"ようになる」ことの素晴らしさは揺るぎないものだと思う。俺自身も数年前と比べて、会いたい人に会いやすくなった。会ってもらうのではなく、自分に興味を持ってくれたうえで会えるようになった。まぎれもなくインターネットが俺に与えてくれた福音です。


これをおすそ分けしたい…と書いてしまうと傲慢に聞こえるかもしれませんが、違うフィールドで同じくらい読者を抱えている三人が集まる場は間違いなく刺激的になり、刺激的な人が集まるに違いないと思っていたのです。来てくれた人に楽しんでもらうのはもちろん、自分たちがいちばん楽しんでいる人たちにならねばならないと腹をくくりました。一ヶ月ほど漠然とした「不安」はありつつも、「きっと良いものになるにちがいない」と根拠なく思い続けたのでした。


さてさて、現実的な話をすると自分は主催と言いつつも神輿に乗せてもらってはしゃいだだけで、本当にメンバーが最高でした。ノウハウを活かしてくれた灯台もと暮らしの二人、スムーズに受付をさばいてイベントも楽しんでくれたもふさん、「楽しそうにしている写真をバリバリ撮って思い出を残してほしい」とお願いして来てくれたメイコちゃん、持ち前の元気とチャーミングさで当たり前のように人気をかっさらっていったUchilaさん。イベント中はもちろん、二次会以降の店の手配からメッセンジャーから会計まで円滑にやってくれて本当にありがとう。(アムの大平くんも巻き込んでごめん!笑)



初イベントのチェコ好きさんが後半になってよどみなく喋り、懇親会・二次会・三次会とファンに囲まれながら目をキラキラさせながら喋っていたのがすごく印象的だった。刺激的なテーマを提供してくれたのはチェコ好きさんの好奇心でした。

イベント前からイベント中まで要所で(運営面まで含めて)ディレクションをしてくれた鳥井さん。彼の優秀さに甘えすぎてしまった。マジで男が惚れてしまう男です、彼は。振り返ると彼のモデレーションに、自分の未熟さゆえに俊敏に答えられないシーンが多すぎたのが後悔しています。いつかリベンジできたらな。なお、ファーギャルのひとりが「ファーさんより顔が好みだ」と鞍替えをしていました。彼女をファーギャル追放することを誓いました。*2



個人的に一番の反省は<客席が湧くこと>に自分の意識の焦点を当てすぎてしまったこと。顕著に出たのは「退屈と消費」パート。本当に退屈になったのではなく、客席の顔色が曇っているように見えてしまい、どうしようか考えあぐねて「『退屈』に関するトークで退屈させたらシャレにならん!」という思いで、少し早い打ち切りを促してしまった。後から聞いてみるとたしかに「つまらなかった」「眠かった」という声もあったのだけど、多くは「自分のなかで考えていた」「興味深かった」という意見で、それを聞いてインスタントなリアクションに媚びてしまった自分を恥じた。もっとじっくりと腰を据えて鳥井さんの進行に乗っかり、チェコ好きさんの言葉に呼応するべきだった。


と、まぁ何を言っても「あとの祭り」なのだけれど。自分の気分がひと区切りついたので、イベントを開催する気は当面ないのだけれど、俺も鳥井さんと同じく「インターネット」と「リアル」の絡み合いに、その視点で自分が何を出来るのか、それを今後も試してみたいなぁと思うのであります。

*1:連載を持たせてくれているメディアの方々、本当にすいません。今はこの気分から抜けました!

*2:参加者の方が命名した「ファーギャル」を使ってみたかっただけである。なお、ファーギャルはほぼ全員、俺のことを「あしらう」娘たちです