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fahrenheitizeのブログ。

沖縄旅行⑥ 阿嘉島 ニシバマビーチ "この世のものとは思えない美しい離島"

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三日目の午前は中部エリアの北谷(ちゃたん)町から、南部エリアの那覇付近まで下る。那覇市からフェリーに乗るためです。

阿嘉(あか)島は那覇からたった一時間程度の距離の離島なのだけど、本当に人の手が入っていない自然があると聞いていた。ホテル・お土産屋が乱立して、観光地化されていない場所、自然に逢いに行けることに二人ですごく魅力的を感じた。 

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フェリーの時間まで善哉(ぜんざい)を食べることにする。有名な富士家。

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沖縄で言う善哉は「冷菓」らしい。うまい。ちなみに富士家は普通に丼ものとかも食べられる場所でした。 

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フェリーに乗って離島へ…!この日は残念なことにいかにも雨が振りそうな天気だった。

 

ちなみに沖縄ではスコールのような雨を「カタブイ」と呼ぶらしいのだけど、本当に局所的なゲリラ豪雨(おまけにすぐに止む)で場所を移動するとケロッと快晴だったりするらしい。またよしさんが「右半身は降っていて、左半身は振られないとかあるからね」とか言うので「さすがにネタでしょw」と返すと真顔で「マジマジ!」と返されました(笑)

そういや会ったときに、さっきまで打ち合わせだったまたよしさんがアロハを着ていたので突っ込むと「これ正装だから!知事とか着てるでしょ!」と教えてくれました。どうやらアレはパフォーマンスじゃないらしい。

間違えてましたw

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さて、阿嘉島は本当に小さい島。自転車で20〜30分くらいで半周できる感じ。仰々しいホテルや土産物店とは無縁で、買い出しを出来る店舗は1、2軒。街灯もあまりない。

民宿は充実していて、観光に来た人のためにスキューバダイビング・シュノーケリング用品を貸し出していたり、スポットまで連れて行く面倒を見てくれる。あるスポットではシュノーケリングでウミガメを見ることが出来る。

フェリー乗り場に迎えに来てくれた民宿のおねーさんに伺うと、やはり本日の天気は芳しくないとのこと。

 

沖縄に来て色んな人が口を揃えて言っていたのは「空の青さと、海の美しさは比例する」ということ。空が晴れているからこそ、海が澄み渡って鮮やかなブルーになる。阿嘉島初日の海はたしかに鉛色で、とりあえずどうしようもないので島をブラブラした。(当然、明日は快晴になることを二人でイメージしたのは言うまでもない)

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夜はたまたま盆踊りが開催されていた。阿嘉島の若者たちが活気を出すために毎年やっているらしい。とりあえずヨソモノが貢献出来ることとして、そこそこ飲みもの食べものを買った。

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ド民宿!という装いの民宿にオジャマしたのだけど、なかなかに居心地が良かった。大事な場所は清掃がキレイに行き届いていて、民宿の方々の気持ちが伝わってきた。暑かったのでコイン式のクーラーをガンガンかけた。100円玉が愛おしかった。

 

さて、沖縄4日目は正午前に起きる。雲はあったけど、気持ち良く晴れてくれた。阿嘉島はご飯を食べるところが充実していて、この日はタコライスを昼食にした。南国で食べるタコライスはなんでこんなに美味しいのだろう。ベンチから見える景色がまた何とも言えない心のムズムズ感を刺激してくれた。

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腹ごしらえが終わったあとは泳ぎに行く。阿嘉島のメインビーチはニシバマビーチ。なぜか北浜と書いてニシバマと呼ぶ。

前日は島の全景を短い時間で知りたかったのでレンタサイクルで回ったのだけど、この日はチャリを返す時間を気にしたくないし、大した遠さじゃなかったので、歩いてニシバマビーチまで行った。

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冗談のように美しいビーチだった。透明度が本当に高くて、シュノーケリングで海中の色とりどりの小魚たちを見ることが出来る。自分はシュノーケリング初体験だったのだけど、水抜きを必死に覚えてからは楽しくなった。

とはいえ、なんとなくボーっとしたかったので二度ほど潜ったあとは、借りたテントでボケーッとして時間を過ごした。こんなにも美しいビーチと空の下でムダな時間を過ごすことが出来るなんて、贅沢すぎる。彼女はアクティブなので何度も何度も潜ってた。

 

阿嘉島は沖縄、特に離島に訪れる人はぜひ行ってみてほしいです。とにかくただ在るだけで美しく、素晴らしい自然を感じることが出来ます。俺の地元も田舎だから自然には親しんでいる方だけど、モノが違う。

現地の人に飲みながら聞いた話なので定かではないのだけど、特にあと数年で沖縄はまた開発されるらしい。北部に空港が出来てそっちにも直で行けるようになるらしいし(南北が分断されそう)、那覇空港から直で阿嘉島に行けるようになるらしい(=おそらく今以上に荒らされる)ので、沖縄も更に変わっていくのかもしれません。

本当に阿嘉島が美しいままの「今」に、ぜひともオジャマさせてもらいに行ってほしいと感じます。

 

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ビーチに外国人たちがいたので話しかけてみると、イタリア人だった。どうやら東京、大阪、京都、沖縄と旅行して阿嘉島に流れてきたらしい。日本人でも知っている人は多くないのに、よく知ってるなぁ感心した。そういえば外国人観光客の嗅覚なのかフェリーに乗っている1/3か1/4は外国人バックパッカーだった。

イタリア人気質らしく「なぜ日本のガールは話しかけると笑いながら逃げていくんだい?」と聞いてきたので、「ほとんどの娘は英語が喋れないのと、外国人に慣れていないんだよ」と答えると、あの独特の笑みを浮かべた顔つきで小首をかしげて不満気にしていた。彼は大学のTAのようで、隣でペーパーブックを読んでいる彼は心理学者だよーと言っていたが、旅先で聞く外国人の職業はどこまで真に受けていいのかいつも分からないのは俺だけなのだろうか。

面白かったのは「なんで陽が落ちてきて良い時間帯なのに、日本人たちはビーチから去っていくんだよ」と聞かれたこと。たしか15時半とか16時くらいだったか。「ビーチのメジャーな楽しみ方が泳ぐことだけと思ってるからじゃないかなぁ」と答えておいた。けっこうそのあたりの感覚のギャップはありそうな気がする。

なお、自宅で水着が見当たらなくて現地調達した海パンとビーサンが超ハイセンスなことについては、触れずにいただけるとこれ幸いでございます。