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桐谷ヨウ@blog

桐谷ヨウのメインブログ。恋愛・コミュニケーション・海外・文章を書くことについて。


アメリカのナンパ師が使っている"女の子のイジリ方" 《ネグ》

恋愛 恋愛-男向け

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いま読んでいる一冊に『THE GAME』という本がある。

アメリカのナンパ師(Pick Up Artist)たちのコミュニティ、日常を書いた本だ。アメリカでは2005年にベストセラーになり、その後ドラマ化されたらしい。*1 (俺的には著者のニールストラウスが、昔読んだマリリン・マンソンの自伝を書いた人であることにビックリした)

この本を読んだ人に強い印象を残すテクニックの1つに"ネグ"というものがある。


そのものズバリを書くのは難しい概念なんだけど、女の子をからかったり、意図的にスルーすることで、女の子の興味をこちらに向ける(こちらの支配下に置く)というものだ。

本に出てくるシーンはこんな感じだ。男女グループに飛び込んで(海外はバーナンパがおそらく多い)まずは男と仲良くして(女の子に背を向けてシャットアウト)、疎外感を感じさせたあとに少しだけ構う、食いついて調子に乗ってきたら「この子、いつもこんな調子なのかい?」と主導権をコントロールする、という風に。

女の子をイジるという行為について

女の子との関係に慣れている人は感覚的に共感できると思います。そう、たぶん無意識にやっている人は少なくない。女の子は「褒められるのはまんざらじゃない」は分かりきってることなんだけど、それで「こちらに興味を持つ」かは別問題で、この傾向は自分が可愛いことを知っている女の子には特に強かったりする。

また、そういう女の子でなくても、ネグはメチャクチャ有効な打ち解け方の手段だと思う。日本人に親しみがある表現で言うと、"愛のあるイジリ"ってもの。女の子は気を使って接されるよりも、好意を示したうえでおちょくられるのが、向こうも居心地がいいものなんだなーって実感することが多い。イメージ的には笑いながら二の腕を叩いてくるノリになれば成功です。

(ちなみに俺は好意全開のくせに「めっちゃ可愛いよ(棒読み)」から「好みじゃないけどw」をかぶせたり、「すません、も〜ちょっとちゃんと考えてから喋ってくださいww」、女の子の言うことに「そうだね!」を連発しまくってイキナリ「ねーよww」とハシゴを外すパターンを多用します)

ネグの難しさと習得について

さて、ネグの難しいところは「褒め」でも「侮辱」でも「無視」でもない微妙な概念で、ズバリこんなもの!と言えないところ。"neg"の語源がnegateから来ているのか、neglectから来ているのか、あるいは両方から来ているのかは分かりかねるんだけど、単純にイジれば良いってわけじゃないのが難しい。アクションとしては「言葉」をぶつけるものもあれば、「態度」で見せるものもある。また、大前提として、相手が自分の価値を自覚している(=その場でチヤホヤされている、こちらが相手に好意がある、等)が文脈になければ成立しないからだ。

恋愛の技術系に総じていえることだけど、やっぱり成功した体験をフィードバックに女の子があんな感じのリアクションを返してくれば上手くいった、上手くネグれた、という風に捉えていくのが良いのかなぁと思う。上で書いた「もぉ!w」的なリアクションね。根っこに相手に対する尊重があればまず外さないと思います。

上司との関係でも有効

ちなみに俺は上司に対してもこれは有効だと思っていて、状況によってネグったりします。課長・部長は気を遣われるのが当たり前という普通にはオカシイ文脈にいる存在で、酒が入ろうもんなら度がすぎることがけっこうある。同時に中堅社員の役回りはいじられビリティを発揮することだったりする。なんだけど、同時に人間関係的に「軽視してもOK」と思われたり、「何でも言うことを聞く立ち位置」と思われると仕事でも支障が出る。

適度にネグをはさむことで相手の「やりすぎ」に対する牽制が打てる。宴会の席で、度が過ぎてきた頃に、杯を他の人に2回ついでるのに対して1回にしたり、近い席にいながら別の人とふたりで話し込むって風に。人間的にマトモな上司であればこれで自省するので、王様にしたり反省してもらったりのバランスが取れたりするんですよね。

あっ、でも露骨に不機嫌と思われたら元も子もないので「怒ってない」と相手にホッとしてもらいながら、接触を薄くするニュアンスです。女の子に対してただの失礼な侮辱にならないようにする難しさと同じものがあると思う。

ともあれ、この微妙なニュアンスの概念を明記したものは初めて読みました。オススメ。この本は別の切り口でもうちょっと語れる面白い内容なので、機会があればまた書いてみようと思う。

ノウハウ本として読む本ではないですが、ネグ例が載ってます。※Kindle版あり。

このブログで人気が高いリーマンナンパマスターの本の「クラブでの会話スクリプト」もまぎれもなくネグの例ですね。